男性型脱毛症(AGA)の治療薬(プロペシア、サガーロ)服用中の性行為は大丈夫?

男性型脱毛症(AGA)の治療薬(プロペシア、サガーロ)服用中の性行為は大丈夫?
結論から言うと、AGA治療薬の服用中の性行為は問題ないと考えられています。
AGA治療薬には、男性胎児への生殖器異常の影響が確認されており、このため、妊婦や授乳婦は服用、薬剤への接触が禁止されています。
プロペシア、ザガーロ服用の場合、その成分が精液に極少量混入することは確認されていますが、それによる胎児への影響は考えにくいとされています。
そのため、女性がAGA治療薬を服用したり、薬剤に直接触れることは控えるべきですが、AGA治療薬服用中の男性との性行為自体は禁止されてはいません。
ただし、医師によっては妊婦や授乳婦との性行為を推奨しない場合もあるため、事前にかかりつけの医師へ相談しておくのが一番よいでしょう。
AGA治療薬のその他注意点
・副作用として性欲減退や勃起不全が現れることがあります。
ただ、副作用を意識しすぎる緊張感から、勃起不全を起こすこともあるので、過度な心配は不要です。
・妊婦、授乳婦の服用や薬剤への接触は絶対に禁止です。
妊婦が服用した場合、男性胎児への生殖器の異常が確認されています。服用だけでなく、皮膚からの吸収も確認されているため、薬剤の取り扱いには十分注意しましょう。
・プロペシア・ザガーロ服用中の献血は禁止です。
上記の男性胎児への生殖器異常の影響から、献血は禁止されています。プロペシアでは服用後1カ月以上経過するまで、ザガーロでは服用後6カ月以上経過するまで献血は控えましょう。
・プロペシア・ザガーロの成分は前立腺がん検査で測定されるPSA値を約50%低下させます。
検査の前には、必ず医師へAGA治療薬を服用中である旨を伝えましょう。